最近ずっと、旅行や出張先に簡単に持ち運びができる電源タップを探していました。
ホテルなどに泊まる際に、MacBook、iPad、AirPods、iPhone、Apple Watchなど、様々なデバイスを充電しようと思うと電源タップがアホほどいるので、もう少しコンパクトにならないかずっと困っていたところ…
そんな時にようやく理想の電源タップに出会うことができました。
それが今回紹介するANKER 727Charging Station(GaNPrime 100W)。
これたった1台でUSB-C×2、USB-A×2、ACポート×2を備えているので、基本的な充電を全て賄える要素を持っています。
その上、同時充電でも高出力ができる機能を兼ね備えており、かつコンパクトで持ち運びがしやすいという特徴もあります。
今回はこの電源タップをレビューしていきたいと思うので、コンパクトな電源タップを探している人は参考にしてみてくださいね。
ANKER 727Charging Station(GaNPrime 100W)はこんな人にオススメ
- コンパクトな電源タップが欲しい人
- 高出力な電源タップが欲しい人
- 複数デバイスを1台でまとめて充電したい人
ともかくコンパクトで持ち運びがしやすくて、かつ複数デバイスを1台でまとめて高出力で充電がしたいという超欲張りな願望をしっかり叶えてくれるのがこの電源タップです。
ANKER 727Charging Station(GaNPrime 100W)の特徴
特徴
- 超薄型でコンパクトサイズ
- USB-C×2、USB-A×2、ACポート×2の合計6つを同時充電できる6in1機能
- USB-Cは最大100Wの高出力
- USB-A単ポート利用時12W(2ポート使用時合計15W)
- ACポートは最大1,000Wまで使用可能
製品の仕様
ACポート×2に出力電力の変化はありませんが、USB-C×2とUSB-A×2を使用するにあたり、その複数パターンの組み合わせにより、出力できる電力に違いがあります。
出力電力の組み合わせと違いについては、それぞれ次のイメージと表を参考にしてみてください。
使用ポートごとの出力電力(イメージ)
単ポート使用時
2ポート同時使用時
3ポート同時使用時
4ポート同時使用時
引用:Anker
製品の仕様表
AC定格電圧・電流 | 100V-125V〜50-60Hz 10A |
AC定格電力 | 1,000W |
USB-A出力 | 合計5V=3A(各ポート最大2.4A) |
USB-C1/USB-C2出力 | 5V=3A/9V=3A/15V=3A/20V=5A(各ポート最大100W) |
USB-C1+USB-C2出力 | USB-C1:5V=3A/9V=3A/15V=3A/20V=3.25A(最大65W) USB-C2:5V=3A/9V=3A/15V=2A/20V=1.5A(最大30W) |
USB-C1+USB-A出力 | USB-C1:5V=3A/9V=3A/15V=3A/20V=2.25A(最大45W) USB-A:合計5V=3A(各ポート最大2.4A) |
USB-C2+USB-A出力 | USB-C2:5V=3A/9V=3A/15V=2A/20V=1.5A(最大30W) USB-A:合計5V=3A(各ポート最大2.4A) |
USB-C1+USB-C2+USB-A出力 | USB-C1:5V=3A/9V=3A/15V=3A/20V=2.25A(最大45W) USB-C2:5V=3A/9V=3A/15V=2A/20V=1.5A(最大30W) USB-A:合計5V=3A(各ポート最大2.4A) |
ケーブルの長さ | 約1.5m |
サイズ | 約161×79×18mm |
ANKER 727Charging Station(GaNPrime 100W)の開封レビュー
外箱
開封レビューをしていくにあたり、まず外箱から紹介します。
外箱については、さすがANKERというべきか、質感に高級感があり、マット生地の心地よい触り心地。
外箱にもしっかりとこの電源タップの特徴が一目瞭然でわかりやすくまとめられていますね。
付属品
この商品に付属していたのは次の3点。
- ANKER 727Charging Station(GaNPrime 100W)の本体
- 取扱説明書
- 電源コード(1.5m)
そして、外箱の横面には、「最大30ヶ月保証」の案内が書いてあります。
基本は24ヶ月保証+Anker Japan公式サイト会員を対象にさらに+6ヶ月の自動延長になりますので、保証延長したい方は登録しておきましょう。
本体の外観
この本体は高級感のあるマットな感じで持っていてテンションが上がります。
そしてACポートが2つ用意されています。
最大出力1,000Wと高出力。
こちらは裏側。文字が細かくて見にくいですが、上記に記載した「製品の仕様」が簡単にわかるように書いてあります。
説明書がなくてもここを見れば、どのくらいの電力出力があるのかがすぐに確認ができます。
また、滑り止めが4箇所ついているので、卓上で滑りにくいのも嬉しい配慮です。
これが上部から見たところ。充電ケーブルを差し込むポートが備わっています。
専用の端子なので、付属の充電ケーブルを使用する必要があります。
こちらはサイドから見たところ。18mmの厚みしかないので、かなり薄いですよね。
これが本体下部の充電ポートの部分になります。
端子としては、左からUSB-C(1)、USB-C(2)、USB-A×2が用意されているので、様々なデバイスを充電することが可能です。
ANKER 727Charging Station(GaNPrime 100W)の機能レビュー
ポート周りの特徴
先ほどの開封レビューでも書きましたが、搭載されているUSBポートは、下部にUSB-C×2、USB-A×2があります。
そして、AC電源タップが2つ。最初、「コンセントの爪の長さに対して、本体が薄すぎん?」って思い、どうやって差し込むのか疑問でした。(「いやいや、これを見る限り貫通するっしょ」って感じ)
そんな疑問がある中で、実際に差してみたら…
ええぇぇぇ!…まさかのAC電源ポートが飛び出してきて、足りない厚みをカバーするという画期的な技術が使われていました。
「この発想は無かったわぁ」と正直かなりびっくりしましたね。
正確にはコンセントを差していく過程で徐々に飛び出してくるといった感じです。
また、充電ケーブルは約1.5mの長さがあるので、かなり使い勝手がイイですね。1mだと短いし、2mだと長いし…絶妙な長さです。
サイズ・重量
本体のサイズは約161×79×18mm。
写真のスマホ(右側)はiPhone13。これより少しだけ大きくて厚みがあるくらいのサイズです。
iPhone14Proや13Proと同じくらいのサイズのようです。
これを見てもかなりの薄さなので、カバンに入れる際など場所を取らずに収納しやすいです。
また重量はケーブルと合わせて約400g。他のデバイスと合わせて持ち運ぶのには若干の重量感を感じるところはありますが、まあ、これだけの充電ポートと高出力を備えているのであれば、十分に軽い部類に入るでしょう。
充電性能
この充電ポートは、最大で6台同時に充電することができ、しかも最大出力はUSB-Cの単体使用で最大100W。
また、ACポートに関しては1,000Wもの出力が可能です。
1,000Wというと、ケトルやたこ焼き機、コーヒーメーカー、こたつなどであれば使用が可能です。一部ドライヤーでも対応が可能な場合があります。
そして充電ポートの電力振り分けは次の通り。
USB-A出力 | 合計5V=3A(各ポート最大2.4A) |
USB-C1/USB-C2出力 | 5V=3A/9V=3A/15V=3A/20V=5A(各ポート最大100W) |
USB-C1+USB-C2出力 | USB-C1:5V=3A/9V=3A/15V=3A/20V=3.25A(最大65W) USB-C2:5V=3A/9V=3A/15V=2A/20V=1.5A(最大30W) |
USB-C1+USB-A出力 | USB-C1:5V=3A/9V=3A/15V=3A/20V=2.25A(最大45W) USB-A:合計5V=3A(各ポート最大2.4A) |
USB-C2+USB-A出力 | USB-C2:5V=3A/9V=3A/15V=2A/20V=1.5A(最大30W) USB-A:合計5V=3A(各ポート最大2.4A) |
USB-C1+USB-C2+USB-A出力 | USB-C1:5V=3A/9V=3A/15V=3A/20V=2.25A(最大45W) USB-C2:5V=3A/9V=3A/15V=2A/20V=1.5A(最大30W) USB-A:合計5V=3A(各ポート最大2.4A) |
また、充電の使用時には本体のライトで電力の出力量の目安がわかるようになっています。
引用:Anker公式
90W以下の使用時には本体が白色のライト表示。90-100Wを使用時には本体が青色のライト表示になります。
これはあってもなくても大して困るものではありませんが、おまけ程度の機能ですね。
というより光っている状態の本体がオシャレなので、テンションが上がるという意味でそちらの方がメリット大きいかも。
Apple製品で言えば、MacBook Pro16インチ以外であれば、ほぼ全部の機種が100W以内での急速充電に対応しているので、ライトユーザーであれば全く問題なく充電が可能です。
ANKER 727Charging Station(GaNPrime 100W)のオススメ用途
旅行・出張先に持っていく
旅行や出張先でも複数のデバイスを一気に充電したいことは多いはず。
PCやiPad、ワイヤレスイヤホンやスマホ、Apple Watchなどですね。
特に旅行先では、家族分のスマホまで充電出来ちゃうので、これ1台だけあれば何個も充電ポートを用意していかなくても十分に対応できそうですよね。
カフェなどで作業する際に持っていく
カフェやコワーキングスペースなどでPC作業をする際にも、コンセントさえあればこの電源タップを持っていけば電源に困ることはありません。
コンパクトなので、狭いカフェテーブルでも邪魔にならない点も魅力です。
電源に困ることがないので、めちゃくちゃ快適に作業をすることができます。
デスクの配線管理に使用する
自宅や職場のデスク周りの配線を整理するのにも役立ちます。
デスク周りはどうしても配線だらけになりがちで、ゴチャゴチャしてしまいますよね。
正直、この電源タップ一つあれば、大概のデバイスが充電できてしまうので、配線問題がかなりスッキリします。
ANKER 727Charging Station(GaNPrime 100W)のメリット・デメリット
メリット
超薄型でコンパクト
iPhone14Proと大体同じサイズなので、持ち運びに非常に便利なサイズ感です。
超薄型なので、カバンのちょっとして隙間に入れて置ける点がメリットです。
6in1で同時充電可能
USB-C×2、USB-A×2、ACポート×2が備わっていて、かつ同時充電に対応しているところは最高に便利。
しかもほとんどのデバイスが充電対応可能なので、幅広い使い方ができる点がメリットです。
引用:Anker公式
高出力充電が可能
このサイズ感から言って、USB-Cポート単体なら100Wもの充電が可能な点はなかなか他のデバイスではない魅力。
ACポートを使えば最大1,000Wもの高出力にも対応していますし、そもそもACポートまで同時に備えられている充電タップは珍しいですよね。
デメリット
価格が高い
このデバイスは価格が12,990円とちょっと高い価格が難点です。
その分、機能性は抜群だし、高級感もあって、所有欲はしっかり満たしてくれますけどね。
ただ、そのまま購入すると高いので、Amazonや楽天市場などでお得な日に購入するのが一番安く買うことができます。
電力配分が自動での振り分けに対応していない
USB-C1とUSB-C2を同時に使用した場合、使用する端子で出力電力がそれぞれ決まってしまっていて、自動電力の振り分けに対応していないところは残念なところです。
自分でしっかり出力する電力について気をつけて使用しないと、電力供給不足になる可能性がある点はデメリットと言えるでしょう。
少々重量を感じる
超薄型でコンパクトとはいえ、重量は充電ケーブル込みで400gと少々重量を感じます。
比較的軽い部類になるのは間違いないですが、PCやiPadなどと一緒に持ち運ぶと、それなりに重たくなるのは知っておいた方が良いかもしれません。
まとめ:ANKER 727Charging Station(GaNPrime 100W)レビュー
旅行先や出張先、カフェやコワーキングスペース、デスク周りなどでかなり活躍するガジェットANKER 727Charging Station(GaNPrime 100W)をご紹介しました。
こういった充電タップについては、ANKERだけをとって見ても、かなりの種類があります。もちろんそれ以外のメーカーも含めれば、めちゃくちゃ種類があります。
その中でも、たった1台でここまでの複数デバイスが同時充電できて、高出力でかつコンパクトなものはそこまでありません。
移動先で非常に便利なガジェットとなること間違いなしなので、気になる方はぜひお試しくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
龍ちゃんでした!
実はこのタイプに新型モデルが発売されています。
基本的な仕様に大きな変化はありませんが、140Wもの高出力に対応していますので、興味のある方はこちらの記事も参考にしてみてください。
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