iPadについては、Magic Keyboardやsmart Keyboardなど純正のキーボードがかなり充実しています。
しかし、一方でコンパクトで持ち運びのしやすいiPad mini6専用の純正一体型キーボードは現状ないのが実態です。
こうなると、iPad mini6のキーボードは、純正のワイヤレスキーボードか、サードパーティー製のものを使うしかない状況です。
今回、iPad mini6用にAmazonで約6,000円でEartoのトラックパッド付きキーボードを購入してみたので、MacBookのように使えるのかどうかレビューしていきたいと思います。
結論から言うと、トラックパッドが使いにくいので、純正のような快適なMacBook化は厳しいです。
しかし、この値段で外で快適にタイピングやメモをしたり、動画視聴をする分には十分なケースかなと思いました。本体自体をしっかりカバーしてくれる点も非常にポイントが高いです。
MacBook化は難しいとしても、私としてはどうしても出先(カフェなど)でタイピングやメモを取りたいと言う目的があったので、場所をあまり取らずに作業できるこのキーボードは割と気に入ってます。
iPad mini6のキーボードをお探しの方の参考になれば幸いです。
それでは商品の解説をしていきたいと思います。
Earto for iPad mini6をオススメできる人・できない人
オススメできる人
- iPad mini6用のキーボード一体型のケースが欲しい人
- 安い価格でトラックパッド付きキーボードケースが欲しい人
- ともかくコンパクトに作業をしたい人
iPad mini6用のキーボード一体型のケースが欲しかった人や、ともかく安い値段でトラックパッド付きのキーボードケースが欲しい人にはオススメの商品です。
また、コンパクトに作業がしやすいので、そういった用途をお求めの方にはぜひオススメしたい商品です。
オススメできない人
- トラックパッドで純正並みの機能が欲しい人
- 快適にタイピングしたい人
- 本体とキーボードが同時に充電できる機能が欲しい人
後ほど詳しく説明しますが、純正のトラックパッドに比べると、このトラックパッドは非常に使い勝手が悪いです。そのため、純正並みの機能を求めている方にはオススメできません。
また、iPad mini6の大きさに合わせて作ってあるので、普通のキーボードと比較すると、キーピッチが狭くなっています。
一般的なキーボードのキーピッチが19mmなのに対して、このキーボードは15mmとなっています。慣れるまでは少々打ちづらさを感じるかもしれないので、快適にタイピングしたい人には向いていません。
また、純正のMagic KeyboardのようにiPad本体とキーボードを同時に充電することができません。
iPad mini6本体は本体、Eartoのキーボードはキーボードでそれぞれ充電する必要があります。
Earto for ipad mini6の特徴
- US配列
- 重量は約760g
- 充電はUSB-C端子
- トラックパッド付き
- 画面を360°回転可能
- マットブラックな質感
- 折りたたみ角度は180°まで可能
- Apple Pencilをつけることが可能
- 価格はAmazonで5,999円(税込)
- バックライト付き(7色・3段階調整)
- 自動でスリープモードになる(30分間経過後)
Earto for ipad mini6のメリット・デメリット
メリット
打鍵感は割と深くて打ちやすい
キーボードの打鍵感は割と深めにとってあり、タイピングはしやすい方です。
ただし、キーボードが小さいためか、トラックパッドに親指の付け根が干渉してしまいやすく、カーソルが別の箇所に移動してしまい、ミスタイプしてしまうことが稀にあります。
画面を360°回転できる
画面を360°回転できるので、ノートPC型で使うよりも反対側に回転させてあげることで、後ろ重心になった倒れるといったことが防ぐことができます。
そのため、動画視聴などをする際にはしっかりとした自立型のスタンドになるので、使い勝手が良いです。
脱着がしやすい
最初は多少硬いところもありますが、iPad mini6の脱着がしやすいところも便利な点です。
その一方で、普段が取れやすいと言うことは全然なく、しっかりと固定されていますので、安心して使用もできます。
本体をしっかりカバーしてくれる
キーボードケースにはめて使用するため、傷がつきやすい角や画面などもちゃんとカバーされているので、少々のことがあってもしっかりカバーしてくれます。
造りは非常にしっかりしているので、この点は非常に良いキーボードケースだと感じます。
暗いところでも作業がしやすい
バックライトが7色から色を選び、3段階の明るさで使用できるので、暗いところでも作業がしやすい点もメリットの一つです。
キーボードの「☀︎」マークを押せば、簡単にライトを点灯できるところが便利な機能です。
充電ポートがUSB-Cに対応している
最近のデバイスのほとんどがUSB-Cに対応するようになってきました。
そんな中でキーボードによっては、Lightningであったり、USB-Aであったり、独自の規格だったりとケーブルを何種類も持ち歩かないといけないということもよくありますよね。
そういった点で、このキーボードはUSB-Cに対応しているので、汎用性があり、使い勝手が良いと感じます。
デメリット
トラックパッドが使いづらい
トラックパッドは純正に比べるとかなり使いづらい印象です。
ジェスチャーについても、純正なら1本指で1タップすることで左クリック、2本指で1タップすることで右クリックとなりますが、このトラックパッドは左下部分を押すと左クリック、右下部分を押すと右クリックと操作性が若干悪いです。
また、画面のスクロールをする際、全然滑らかさがなく、画面が一気に遷移してしますので、見たいところでストップするのが難しいこともあります。
また、その他のジェスチャーにも対応していると説明書には記載がありますが、実際に使ってみたところ、以下のような状況でした。
- 拡大・縮小(ピンチアウト、ピンチイン)に対応しているが、動きが早すぎで調整が難
- ページ間スワイプができない
- デスクトップ表示(4本指でピンチアウト)ができない
- Launchpad表示(4本指でピンチイン)ができない
- ミッションコントロール(4本指で上にスワイプ)ができない
結論から言うと、このトラックパッドはおまけ程度に考えて、実際にはiPad mini6本体で操作した方が良いと感じました。実際にキーボードと本体はコンパクトで近いので、操作は非常にしやすいです。
キーボードは当たり前に小さめ
キーピッチ(キーとキーの間の距離)が狭いので、慣れないうちは打ちづらいと感じると思います。
一般的なキーピッチ19mmに対し、このキーボードは15mm。
角度が行き過ぎると倒れる
重心は手元よりも本体側にあるため、角度をつけすぎると、奥に倒れてしまいます。
そのため、安定して使いたい時には、画面を180°回転させた状態で見ると良いでしょう。
少々重たいところがネック
本体とこのキーボードをつけるとその重量約760g。
決して軽い部類ではないですよね。ちょっと持ち運びには思ったより重たいことは認識しておくと良いでしょう。
手書きが少々しづらい
180°ほど完全に倒して手書きをする際に、本体とキーボードの厚みにより角度がつけづらく、手書きが若干しづらいことがあります。
充電ケーブルが付属していない
このキーボードの付属品は、キーボードケースと説明書のみです。
充電用のケーブルが付属していないので、改めて用意する必要があります。
汚れが若干目立つ
この機種の良いところは、マットブラックで質感が非常に良いところ。
しかし、その一方で、マットブラックが故に指紋や油性の汚れが目立つところがデメリットの一つです。
私の場合、ハンドクリームを付けた後にキーボードケースに触ってしまったため、写真のように指紋がくっきり残ってしまいました。
まあ、気にしなければなんともないのですが、光に当てるとやはり少々汚れが目立ちますよね。
まとめ:Eartoのトラックパッド付きキーボードはMacBook化できるか
Eartoのトラックパッド付きのキーボードは、結論、純正のようなMacBook化は難しいです。
しかし、出先でちょっと文章を書いたり、動画視聴するなどの用途であれば、非常に使いやすいデバイスです。
これをメインで使用すると言うよりは、サブ機の用途として使う程度であれば、価格のバランスも考えて十分ありかなと思います。
iPad mini6用のコンパクトなキーボードを探している人のヒントになれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
龍ちゃんでした!